バンド維新2018

アクトシティ浜松中ホールで開催された「バンド維新2018 〜10年間のバンド維新に敬意を表して〜」を聞きに行ってきました。

浜松市文化振興財団が10年間に渡って主催してきた「バンド維新」はひとまず昨年で一区切りしたわけですが、今回は今までに参加したことがある指導者や団体が主催した自主公演で、浜松市内の中学校・高等学校11団体が今までのバンド維新で生み出された作品を選んで演奏する、という趣旨のものでした。

そういった形で「バンド維新」という画期的な試みを継承していくという主催者の方々の意思、その志の強さに違わない多数の来場者を見て、本当に素晴らしい演奏会だったと感じました。

(浜松に住んでいながら開催されることを知らず、前日に中橋愛生さんのfacebookで知って慌てて聞きに行った次第ですが …)

会場には長年に渡ってこのプロジェクトを牽引してきた北爪道夫さん(当日が70歳のお誕生日だったそうでサプライズのお祝いもありました)、本多俊之さん、丹生ナオミさんらがいらしていました。作曲家であるみなさんが使われていた「熟成」という言葉が今回の公演のキーワードになった感がありますが、それぞれの作品が初演から時を経てまさに「熟成」したことを不思議な感覚で拝聴していました。もちろん、今回演奏したみなさんにとっては初めて演奏する機会だったにも関わらずです。

また、北爪さんがおっしゃっていた、

「同じような演奏、同じような作品を生み出すことに何の意味がある?」

「我々は若い世代のために種を蒔き続けないといけない」

という言葉にも感銘を受けました。

(開演前に撮ったので客席はまばらですが、最終的にはほぼ満席になりました。)

musicabella

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